とるにたらないこと

できるだけ正直に、ありのままに書きます

寒い

冬は時間が止まっているように思う。気がついたら玄関で靴を履こうとして5分くらい停止していることがよくある。なにをするにもスローだ。寒いから。

 

外へ出るには厚手の靴下、タイツ、ヒートテック2枚、内側にボアのついたパーカーとスエット、インナーダウンとウインドブレーカー、手袋も2枚重ね、マフラー、耳あて代わりのヘッドホン。これだけ装着するのにはゆうに30分はかかる。もちろんこれだけの重装備だと動きがのろくなる。マンションの目の前にあるコンビニが月のように遠い。

 

それからこれらの重装備は冬の天候では乾かない。干した洗濯物は丸一日経っても時が止まったように冷たく湿っている。

とりわけパーカーのフード部分は永遠に乾かない。

 

私のように内科的な部分とメンタルがスペランカーのように弱い人間にとって冬は本当につらい。秒速で風邪を引いて、引きこもり、やさぐれる。南国に生を受けなかった自分の運命を呪う。寒い。