とるにたらないこと

できるだけ正直に、ありのままに書きます

音楽のこと

自分の異常性を自覚せざるを得ない時は、冷麺のことともう1つ、音楽の聴き方だ。同じ音楽を延々と聴き続ける。延々と。

 

まず、私のiTunesに登録されているのは90%が小学生〜中学の時に聴いていた小室哲哉ミュージック、SPPED、ZARD、B'z、ミスチル、ゆず、ラルク、GLAY、と、とにかくそのあたりのJ-POPで、あれから10年、20年近く経っているにも関わらずいまだに聴いている。

 

それはまだいい。

問題は1曲を丸1日、気が乗れば1週間もリピート再生することだ。一緒にいる人に大変な迷惑がかかるらしい。

「ゲッダン」(広瀬香美)のフレーズが頭から離れなくて寝られない、お願いだからやめてくれとの周りからの訴えを度々無視し、延々と同じ曲をかけ続けるのは私がM気質だからだと思う。自分自身もしばしば聴きすぎて気分が悪くなる。

 

これが「あの歌詞が心にしみる」だとか「あのギターソロが」「思い出の曲が」とかそいうことであればきちんと説明がつくのだが、全くそういうことではなく、むしろJ-POPなんかカッコワルイ、音楽とはこうなんだよ、とか語りたい類の人種であるはずなのに、どうしてかやめられない。全然好きなんかじゃないのに。

 

だから友達の家とか、お店とか、外でもてなされる側にの立場いる時、音楽についてとても不自由する。それは気分じゃない音楽をかけられるとか、聞きたい曲はそうじゃないのに、ということでは断じてない。何をかけてもらっても、その人の好きな曲は大抵大好きで居心地が良い。ただ違和感を感じるのは、もてなしてくれる方が、一定時間が経つと、あ、曲変えるね、と立ち上がることだ。アルバムが一周したことに、この人はすぐに気がついてしまうんだ、と。別のものをかけようと気遣ってくれることで、そのくらい寛いでないのか、この人は結構音楽に敏感なのか、とか、なにかよくわからないけど、すごく距離を感じてしまう。もし私の家にきてずっといたらこの人は辛い思いをするのかな、と。